「カリスマ&親近感」

私は、二つの単語をOK!グーグルと呟いてみた。

■カリスマとは
超人間的・非日常的な、資質・能力。英雄・預言者・教祖などに見られる、民衆をひきつけ心酔させる力。

■親近感とは
自分と似た境遇・状態の相手や共通の趣味・主義主張などをもつ他者に対し、実際にはその他者と血縁や「近所に住んでいる。 よく一緒に出かける」など身近な関係でなくてもその相手が自分と身近な存在であると認識・錯覚すること。

グーグルは難しいこと言うけど、カリスマは「憧れ」と親近感は「身近」というイメージはできた。この2つの単語は反対で一般的に共存はしないということなんだね。

私は一般的な人間なのでカリスマではなく、後者の親近感の人間だと思う。

実は、ここ最近のある友人のことを考える時間が凄く増えた。ほぼ毎日考えていた。別に彼と直接的に何かがあったわけではないんだけどね。

彼と私は小学生の頃から20年位の付き合いで一緒の時間を過ごしてる。
幼馴染というか親戚のお兄ちゃんというか。

昔から彼はクラスの人気者で、よく話題に上がるヒーローだった。
あまりにも女子に人気があるから、時々嫉妬することもあったけど。
でも、今だから言えることがあるとすれば、私は彼の写真をこっそりノートに入れていたことがある。

クラスメイトの男子が彼の口癖を真似してクラスで流行らせていたこともあった。どこか私もクラスメイトも、全員が彼に憧れていたのかもしれない。

小学校、中学校、高校、大学、社会人と時間を過ごしているけど彼はいつも話題に出てくる人気者だった。
ずっと人気者でいるコツは何なのだろう。
もちろん、彼はカッコイイし、面白いし、歌えて、踊れるのだから当然といえば当然なのかもしれない。

彼は皆の人気者だから、本当に私なんかにはとても遠い存在だった。
だからきっと「カリスマ」なんだろう。

でも、彼はいつもそばにいてくれた気がする。
私に彼氏がいなくてクリスマスに一人でいる時には、そばにいてくれて楽しい話を聞かせて笑わせてくれた。

落ち込んで元気がない時には、色々な曲を歌ってくれて元気をくれた。

会社に行くのが憂鬱な月曜日、夜になると笑顔とパワーをくれた。

私の人生の、辛い時、楽しい時、嬉しい時、いつもそばにいてくれた。
きっとそれが私に「親近感」を与えていたんだと思う。

こんな話をしているけど、実は彼に会ったことは一度もないです。
でも不思議なことに友達のように思ってしまう。時には先輩、兄弟、家族みたいに思ってしまう。

「カリスマ」と「親近感」反対にある2つがあるから、彼は世代を超えて多くの人からずっと愛されていたことに気が付きました。

もう最近は、テレビも見なくなって何曜日の何時にどの番組がやっているかわからないけど、月曜日10時に何がやっているかだけはすぐに答えられた。

いつも楽しい気分にさせてくれありがとう。
青春を一緒に過ごしてくれてありがとう。
感動をありがとう。SMAP